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【レビュー・書評】難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

見ていただいてありがとうございます。

お金の知識はほとんどない、30代主婦のはつがカエデです。

カエデ

30代だし、そろそろお金の増やし方の勉強もしないとヤバいかな…

そう思って最近「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」 を読みました。

お金の知識がない私でも、「国債・投資信託・NISA・iDeCo」がしっかり理解できて感動!

「お金の運用って、こんなシンプルでいいんだ。この本を読んでおいて良かった」と思ったんです。

この本は「お金のプロがそんなことまで言って大丈夫なの?」という内容まで正直に書かれています。

さらに「SBI証券の口座の開き方やインデックスファンドの買い方」まで、Web画面の画像付きで説明!

なので投資初心者の方は、この本を読めば「安心して投資の一歩」を踏み出すことができますよ。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」は、こんな人におすすめ

この本を一言で表すとこうなります。

投資初心者が、投資の一歩を安心して踏み出すためのマニュアル本

なのでこんな人におすすめです。

♦「お金」について、こんな考えを持っている方

  • お金の増やし方=「ちょっとずつ銀行の定期預金に貯金するしかない」と思っている
  • 「投資」と聞くと「難しいイメージ」がある
  • 「銀行に貯金や運用を全てまかせれば安心!」と思っている
  • 「リスク = 減るかもしれないこと」と思っている
  • 「家を買う・保険に入ることが当たり前」と思っている
  • 「年金」がよくわかっていない、「将来もらえないかも」と思っている

♦次の単語がよくわからない方

  • 国債・投資信託・確定拠出年金(iDeCo)
  • TOPIX・日経平均
  • 単利・複利

♦お金の運用をしたいが、よくわからない方

  • 将来が不安で、お金を運用して老後に備えたい
  • 定期預金の利息に不満はあるが、損はしたくない
  • 国債・投資信託の買い方がわからない

この本の良かったところ7つ

  1. 「お金は銀行の定期預金に預ける」一択の人は読むべき
  2. 「投資」の知識が全くない・ほとんどない人でも理解できる
  3. 初心者が買うべき・買ってはいけない金融商品を具体的に教えてくれる
  4. SBI証券・NISA口座の開き方&国債・インデックスファンドの買い方を、画像付きで説明
  5. お金の運用=難しくてややこしいイメージを払拭してくれる
  6. 「投資初心者と先生」の対話形式で、さくっと読める
  7. 「銀行・保険・メディア」のウラ事情も書いてある

①「お金は銀行の定期預金に預ける」一択の人は読むべき

「お金は給料からコツコツと貯金するのが正義」と思っている方は読んだほうがいいです。

というのも、昔の私がそんな思考の持ち主でした。

確かにコツコツ積み立てるのは良いことだと思います。

でも「コツコツつみ立てる」だけでは増えることも減ることもありません。

「ずっと眠ったままのお金」になってしまいます。(死に金ともいわれます)

実はそのお金で「生み出せるお金」があるかもしれません。

つまりお金を増やし方には「定期預金にコツコツ預ける以外にも方法がある」ことを、この本で知ることができます。

あなたが「老後のお金が心配…少しでも増やしたいと思っている」なら、この本の内容は知っておくべきです。

②「投資」の知識が全くない人でも理解できる

この本は「投資」の知識が全くない・ほとんどない方におすすめです。

というのも、恥ずかしながら「私の投資知識レベル」はこんな感じだったんです。

  • 国債・確定拠出年金って何?
  • 投資信託・NISA…名前だけ知ってるけど、よくわからん
  • 国債・日経平均・TOPIX・単利と複利、知っているようでよくわからん
  • インデックスファンドとアクティブファンドって何が違う?

夫のマネをして投資信託をやっておきながら、投資の事は何にもわかってませんでした。

それがこの本を読んだだけで、やっと理解できたんです。

なので私のような知識レベルの人でも、投資の事が人並みにわかるようになります。

「投資についてイチから勉強してみたい初心者」にはおすすめの本です。

③初心者が買うべき・買ってはいけない金融商品を具体的に教えてくれる

「国債や投資信託を買いましょう」

と言われても、「このような疑問や不信感」を抱いてしまう本やネットの情報は多いです。

  • 具体的に何を買ったらいいの?
  • それを買うべき理由は何なの?
  • その金融商品は、自分の利益目的で勧誘しているだけでは?

でもこの本では、次の内容を『具体的な金融商品名と買うべき理由付き』で教えてくれます。

  • 安全に資産を増やしたいなら、買うべき金融商品はコレ
  • ちょっとリスクをとっても増やしたいならコレ
  • 逆に初心者が買ってはいけない金融商品はコレ

(※「コレ」の内容は本で確認してください)

さらにこの本でお金について教えてくれる山崎先生は「楽天証券」に勤めているんですが、本では「SBI証券での投資の仕方」を教えてくれます。

つまりおすすめの金融商品を利益目的ではなく、客観的立場に立って教えてくれています

なので「じゃあその通りに買ってみようかな」と、素直に思わせてくれます。

④SBI証券・NISA口座の開き方&国債・インデックスファンドの買い方を、画像付きで説明

この本がすごいのは、次の内容を「SBI証券の実際のWeb画面をのせながら説明してくれる」所です。

  • SBI証券の口座の開き方
  • 個人向け国債の買い方
  • NISA口座のの開き方
  • インデックスファンドの買い方(おすすめ銘柄まで説明)

私だけかもしれないんですが、ネット証券の画面は何かわかりにくいんですよね…

  • 専門用語だらけで、どこをクリックしたらいいかわからない
  • 変なとこを押したら、勝手にお金が振り込まれそうで怖い

なので「実際の画面をのせながら説明してくれている」のは初心者にとってありがたいです。

本の通りにSBI証券の画面を操作すれば、問題なく投資を始められると思います。

「SBI証券の口座開設したいけど、本だけでは不安だし、やっぱり誰かに聞きたいな…」

そう思う方は「ネクシィーズ・トレードからのSBI証券口座開設」がおすすめです。

ネクシィーズ・トレードは「株式会社ネクシィーズと株式会社SBI証券が共同で設立した会社」なので安心。

無料電話サポート窓口が利用できますので、初心者の方でもサポートしてもらいながら投資を始められますよ。

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

⑤お金の運用=難しくてややこしいイメージを払拭してくれる

「お金の運用」というとこんなイメージがありませんか?

  • 難しい言葉だらけ
  • 長くて読む気がなくなる文章がズラリ
  • よくわからない「ルール」だらけ

初心者はとにかく「ややこしくてよくわからない」と言うイメージを抱いてしまいます。

でも、山崎先生は本の中でバッサリこう言っています。

「中身を複雑にして売りつけてくるのは金融マンの得意技」「お金の運用はシンプルで良い」

初心者はコレとコレさえ買えばいい、難しく考えなくていい。

そう言ってもらえて「お金の運用 = 難しいイメージ」ではなくなったんです。

なので初心者でも「運用…ちょっとチャレンジしてみようかな」と思わせてくれます。

⑥「投資初心者と先生」の対話形式で、さくっと読める

投資の本と言うと「難しい言葉が長々続いて、専門用語が出てきてもそのまま進む」イメージです。

なので初心者は「???」となりがちですし、わからなくなった時点で読むのをやめてしまいます。

でもこの本では「投資の初心者(僕)」と「山崎先生」の対話形式で進んでいきます。

なので初心者がつまづきやすいところは「僕」が代わりに聞いてくれます。

  • なぜそれをおすすめするんですか
  • 何でそう言えるんですか
  • 結局何を買えばいいんですか

「そうそう、それを聞きたかったのよ!」という読者の気持ちをうまく代弁してくれています。

(聞きづらいことも、けっこうズバッと聞いてくれます)

なのでまるで「先生が初心者の自分のためにイチから教えてくれている」という感覚になります。

本を読んでても「置いてけぼりになっている感」は全くありませんでした。

⑦「銀行・保険・メディア」のウラ事情も書いてある

突然ですが「こんな考えの持ち主」の方は、注意が必要です。

  • 銀行や保険の言っていることはすべて正しいし、任せていれば安心
  • 年金崩壊・日本の経済や老後がヤバいと聞いて、危機感を感じている
  • 家族のために「保険に入るのはあたり前、家を買うのは当たり前」らしい

本にはこのように書いています。

「売る側が熱心に売ってくるのって、ほぼ100%自分らが儲かるから売ろうとしている」

つまり「銀行・保険・メディアの言うとおりにする」のはカモられているという事です。

というのも、人はこんな「心理」が働きます。

  • 危機や不安を感じたら「安全」を確保しようとする(安全欲求)
  • みんなが言っているなら「正しい・それをすべき」と思う(バンドワゴン効果)

そこをうまく利用されているんですね。(つまり商品を買うように誘導されています)

このように「すすめてくるものにはウラがある」事を知るにも、とってもいい本です。

この本のいまいちだったところ3つ

  1. 結婚については否定的
  2. 子供ができた時の資産運用・保険については書かれていない
  3. 「2017年の情報」なので古い

①結婚については否定的

本の中には「結婚は得か?」という項目があります。

この項目内容は「独身男性が結婚した場合、得をするか損をするか」と言うものです。

つまり、女性から見ると「おっ?」と思ってしまう内容です。

内容はぜひ本で確認していただきたいですが、結婚に対しては否定的意見です。

さらに「稼ぎのない主婦」については結構グサリと刺さる言い方をしています。

先生は結婚しているのかはわかりませんが、何か結婚に恨みがあるんでしょうかね…(笑)

とにかくこの内容を見て嫌な予感がする方は、本を読まない方がいいかもしれません…。

②子供ができた時の資産運用・保険については書かれていない

この本の対象者は「独身の男性」かなと言う印象です。

投資初心者として本に登場する「僕」も38歳未婚男性です。

なので、子供ができたら気になる「学資保険・ジュニアNISA」については全く触れられていません。

「投資するぞ」と思う理由は、「子供が生まれてお金がかかるようになった、だから金銭面で不安になった」っていう人もいると思うんですよね。

そこも説明してくれたらとよかったのにな、と思ってしまいました。

なので子持ちの投資初心者には、ちょっと「物足りなさ」を感じました。

③「2017年の情報」なので古い

私が読んだ「電子版」は2017年12月1日発行されたものです。

なので文中には「つみたてNISAが2018年からはじまる」と書かれています。

現在2021年ですから、本の内容はおよそ3~4年前の情報のままで止まっています。

「投資の最新の情報を知りたい方」には向かないかもしれません。

投資の基本的な考え方は古くても変わらないと思うので、気にならない方は大丈夫たと思います。
(私はあまり気になりませんでした)

この本で印象に残った文章

次の文章が気になった人は、ぜひ本を読んでみてください。

きっと「面白いな!」「なるほど!」と思いますよ。

  • みんな「国がなくなる」ニュースが好き
  • 売る側が熱心に売ってくるのって、ほぼ100%自分らが儲かるから売ろうとしている
  • 今持っている500万が将来も500万のままだとは考えないほうがいい
  • プロが運用するアクティブファンドの平均がインデックスファンドに買ったことはほとんどない
  • 保険会社に払うお金の半分は、人件費や広告費に使われている
  • 中身を複雑にして売りつけてくるのは金融マンの得意技
  • これからは老後のために自分で何に投資するか考えなきゃいけない
  • もう資産運用からは逃げられない

まとめ

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」

♦良かったところ7つ

  1. 「お金は銀行の定期預金に預ける」一択の人は読むべき
  2. 「投資」の知識が全くない・ほとんどない人でも理解できる
  3. 初心者が買うべき・買ってはいけない金融商品を具体的に教えてくれる
  4. SBI証券・NISA口座の開き方&国債・インデックスファンドの買い方を、画像付きで説明
  5. お金の運用=難しくてややこしいイメージを払拭してくれる
  6. 「投資初心者と先生」の対話形式で、さくっと読める
  7. 「銀行・保険・メディア」のウラ事情も書いてある

♦いまいちだったところ3つ

  1. 結婚については否定的
  2. 子供ができた時の資産運用・保険については書かれていない
  3. 「2017年の情報」なので古い

私はこの本のおかげで「投資=ややこしくて難しいイメージ」がガラッと変わりました。

こんなに投資について正直に・ていねいに・わかりやすく書かれた本は珍しいと思います。

これから投資を始めたいと思っている方は、この本を見れば安心して始めることができます。

「投資って難しくてよくわかんないし…」と言う方にもおすすめですよ。

カエデ

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