見ていただいてありがとうございます。
3歳の娘を育てている、はつがカエデです。
大学では生物系(生命科学)を専攻していました。
子供って蚊によく刺されますよね…。
私の娘も本当によく刺されてしまって、困ってるんです。
「蚊が許せない!蚊から子供を守ってあげたい!」
そこでこの記事では、「蚊」について徹底的に調べてまとめました。
このような流れでお話しします。
- 子供が蚊に刺されやすい理由
- 刺しにくる蚊の種類
- 蚊が寄ってくる原因
- 虫よけ対策
- 市販で売られている「虫よけ」の種類について
蚊からお子さんを守るために、ぜひこの記事をお役立てください。
よく子供が蚊に刺される理由は3つあった!
子供が蚊に刺されやすい理由は、次の3つと言われています。

- たくさん動くので、息をよく吐き出す ⇒ 二酸化炭素を探知
- 汗をかきやすい ⇒ 汗のにおいを探知
- 体温が高い ⇒ 体温を探知
蚊はこれら3つ全てを探知して、よってきます。
なので、子どもは蚊に刺されやすいとされています。
蚊は「何を探知して」寄ってくるのかについては、くわしく後でお話しします。
刺しにくる蚊は3種類
日本には130種類の蚊がいるとされています。
そして、私たちの身近にいる蚊はこの3種類とされています。
- アカイエカ(茶色い蚊)
- チカイエカ(茶色い蚊)
- ヒトスジシマカ(黒と白のシマシマ蚊)
蚊の写真を見たい方は、こちらを参照ください。
①アカイエカ(茶色い蚊)

家によく入ってくる「イエカ」です。
- 生息地域:沖縄と小笠原諸島を除く全域
- 生息地:家の壁や天井に潜伏
- 活動時間:夕方から夜
- 特徴:人や動物を探して動き回っている「探索型」
②チカイエカ(茶色い蚊)

ビルや地下鉄構内、地下街に潜んでいる蚊。
寒さに強いため、ビル内に年中発生しています。
- 生息地域:九州、四国、本州
- 生息地:天井や壁に潜伏
- 活動時間:一日中
- 特徴:人や動物を探して動き回っている「探索型」
③ヒトスジシマカ(黒と白のシマシマ蚊)

外で遊んでいる時にさされる「ヤブカ」です。
寒さに弱いです。
- 生息地域:秋田県、岩手県より北にはいないとされていたが、地球温暖化により北上中
- 生息地:庭、公園、草むら、雑木林
- 活動時間:昼間
- 特徴:草むらに潜み、近づいてきた人や動物を狙う「待ち伏せ型」
ちなみに、血を吸いにくるのは「産卵期を迎えたメスだけ」です。
卵を産むための栄養(たんぱく質)摂取のためだそうです。
いつもは花のミツなどの「糖分」が主食です。
蚊がよってくる原因4つ
蚊は人や動物の次のような物を探知してよってきます。

- 二酸化炭素
- 体温
- 汗や足の臭い
- 身につけている服の色(特に黒)
原因①:二酸化炭素
蚊は人間が吐き出す二酸化炭素を目印によってきます。
炭酸ガスを感知できる能力を持っています。
原因②:体温
蚊の触覚には産毛が生えていて、センサーの役割をしています。
高い温度を感じ取るので、体温が高いほど蚊に見つかりやすいです。
体温が高い赤ちゃん・妊婦さん・飲酒した人は特に狙われます。
原因③:汗や足の臭い
②の体温と同様に、触覚で汗や足のにおいを探知します。
(感じ取る臭い物質は、乳酸・脂肪酸です)
原因④:身につけている服の色(特に黒)
蚊は色を識別できません。
ですが、黒っぽい濃い色は探知できます。
白い服よりも黒い服の方に約10倍よってきた、というデータも報告されています。
ちなみに「血液型が関係あるかどうか」はよくわかっていないそうです。
気にしなくてOKです。
蚊から子供を守る! 効果的な蚊よけ対策3つ
蚊から子供を守る、効果的な「蚊よけ対策」は次の3つです。
(虫よけについては後でくわしく説明します)
- 濃い色・ぴったりとした服を避ける
- 蚊がいる場所・活動時間を避ける
- 汗をこまめにふき、体温を下げる
①濃い色・ぴったりとした服を避ける

濃い色、特に黒色は避けましょう。
白・ベージュ・黄色などの淡い色だと狙われにくいです。
ぴったりとした服は「服の上から刺される」ので、ゆったりとした服がおすすめです。
②蚊がいる場所・活動時間を避ける

外で刺されるヤブカ(ヒトスジシマカ)は、草むらなど日光の当たらない日陰に潜んでいます。
草むら・木陰・雑木林など、日陰になる場所は避けましょう。
また、イエカ(アカイエカ)は夕方から夜にかけて活動します。
お子さんを外で遊ばせている場合は、夕方までには帰りましょう。
③汗をこまめにふき、体温を下げる

蚊は「汗・足の臭い」によってきます。
汗はこまめに拭くようし、足は清潔に保ちましょう。
また「体温が高い」と、温度を探知して寄ってきます。
冷却スプレー、水分補給、休息など、熱くなった体温を下げるようにしましょう。
あなたとお子さんの好みで選ぼう! 「虫よけ」3種類
市販で販売されている「虫よけ」は3種類に分けられます。
- 蚊がいやがる香りを出すもの
- 殺虫成分のあるもの
- 蚊から見えないようにする成分を含んでいるもの
注意しておいてほしいのですが、新生児~生後6ヶ月未満の赤ちゃんは使えない虫よけがあります。
↓こちらの別記事で説明しています。

①蚊がいやがる香りを出すもの
蚊がいやがる臭いは「強い香り」です。
「蚊のいやがる香り」を使った虫よけには、このようなものが使われています。
- ハッカ油
- シトロネラ
- ユーカリ
- レモングラス
- ヒノキ油
なんでも口に入れちゃう赤ちゃんの事を考えると「効果 < 安全・安心」ですね。
【有名な虫よけ製品】
(レモンユーカリ油は含まれていません)
▼アロベビーには「虫よけ+UVカット付き」と言うのもあります。
公式サイトで購入すると、15日間返金保証付きです。
購入の際は公式サイトからの購入をおすすめします。
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②殺虫成分のあるもの
蚊取り線香など、蚊を直接やっつける作用のあるもの。
成分としてはこういうものがあります。
- ピレスロイド
- トランスフルトリン
【有名な虫よけ製品】
ピレスロイドは人や動物には安全と言われています。
(魚・爬虫類・両生類・虫に効果がある)
ただ、トランスフルトリンは皮膚に直接吹きかけると痛みやヒリヒリ感などの健康被害が出ることもあります。
なので、直接塗る・直接吹きかけるというのはやめましょう。
(メーカーの使用方法通りに使っていれば、大丈夫です)
特にワンプッシュ式殺虫剤は子供の手の届かないところに置いておきましょう。
③蚊から見えないようにする成分を含んでいるもの
市販で一番よく売られているタイプ。
皮膚に塗ることで、蚊の「人探知センサー」をだませる効果があります。
成分としてはこういうものがあります。
- ディート(生後6か月未満は使用不可)
- イカリジン(何歳でも使用可能)
ディート配合のものを子ども(12歳未満)に使用する場合、注意が必要です。
厚生労働省から次のような情報が出されています。
ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について|厚生労働省
- 6か月未満の乳児…使用しないこと
- 6か月以上2歳未満…1日1回
- 2歳以上12歳未満…1日1~3回
イカリジンは何歳からでも使用可能、回数制限もありません。
不安な方はイカリジン配合を選びましょう。
【有名な虫よけ製品】
(イカリジン配合のものを選びました)
外にいる時間が多いお子さんには、持続時間が長い物を選んであげると安心ですね。
まとめ
♦よく子供が蚊に刺される理由は3つ
- たくさん動くので、息をよく吐き出す ⇒ 二酸化炭素を探知
- 汗をかきやすい ⇒ 汗のにおいを探知
- 体温が高い ⇒ 体温を探知
♦刺しにくる蚊は3種類
- アカイエカ(茶色い蚊)
- チカイエカ(茶色い蚊)
- ヒトスジシマカ(黒と白のシマシマ蚊)
♦蚊がよってくる原因4つ
- 二酸化炭素
- 体温
- 足や汗の臭い
- 身につけている服の色(特に黒)
♦蚊から子供を守る! 効果的な蚊よけ対策3つ
- 濃い色・ぴったりとした服を避ける
- 蚊がいる場所・活動時間を避ける
- 汗をこまめにふき、体温を下げる
♦あなたとお子さんの好みで選ぼう! 「虫よけ」3種類
- 蚊がいやがる香りを出すもの
- 殺虫成分のあるもの
- 蚊から見えないようにする成分を含んでいるもの
私の3歳の娘もよく蚊に刺されるので本当に困っていました。
ですが、蚊は「何に反応して寄ってくるのか」「何が苦手なのか」を知っておけば対策が取れますね。
この記事を参考にしてもらって、蚊からお子さんを守ってあげてくださいね(^▽^)
私がこの記事を書くにあたって、参考にしたサイトはこちらです
<対策に役立てよう>蚊の種類・生態について解説 | 害虫獣駆除サービス | お掃除サービスのダスキン
蚊に刺されないための虫よけ対策|殺虫剤|フマキラー製品情報サイト
「O型は刺されやすい」ってホント? (2ページ目):“蚊に刺されやすい人”必見! 専門家がすすめる蚊刺され対処法:日経Gooday(グッデイ)