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【FP3級合格】お金の知識ゼロの主婦が独学で試験に挑んでみた

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閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。

銀行でも保険関係の仕事についてるわけでもない、

さらに「お金の知識ほぼゼロ」な主婦が、FP3級を受験しました。

そして無事、合格できました!

この記事では、次の内容をお話しします。

  • 私が受験した理由
  • FP試験ってどんな感じ?
  • おすすめテキスト・勉強の仕方
  • 試験会場について
  • 合格後どう変化したか(受験するメリット)

「FPってどんな勉強をするの?」「FP試験って難しい?」という方に向けて、

FP勉強初心者の気持ちになって、合格までの道のりを描いてみました。

カエデ

FPに興味がある、FP合格を目指している方に読んでいただけると嬉しいです。

FP3級を受験した理由

受験した理由は、次の3つです。

  • 「お金の知識」がなさすぎてヤバい
  • 万が一の時、どうしたらいいかわからない
  • 両親の相続問題のとき、絶対パニックになる

とにかく「このままじゃ将来がヤバい」と思って勉強しました(;’∀’)

というのも、FP試験を受けるまで、私のお金の知識はこのレベルでした。

  • とりあえず貯蓄・節約すればいいや
  • 株はギャンブル?よくわからない…
  • 支払い関係は全て夫任せ
  • もし夫に何かあったら貯蓄を切り崩すしかない?
  • 子供も小さいのにどうしよう
  • 両親の相続問題どうしよう

つまり「お金に対する大きな不安」を、ぼんやりと抱えていました。

その時になったらなんとかなるかもしれない。

でもパニックになるかもしれない…。慌てたり間違ったりしたくない…。

このままお金のことを知らないまま、年を取るのは怖い!

少しでもお金の知識をつけたいと思い、FPの勉強をすることにしました。

カエデ

ちなみに、ファイナンシャルプランナー(FP)を分かりやすく説明すると、

貯蓄・保険・年金・税金・不動産・相続など、お金に関する幅広い知識を身につける資格です。

そして、3級は本当に「入門編」って感じです。

就職・転職に役に立つわけではない

ただFP試験を持っているからって、就職や転職に役立つわけではないです。

金融や保険関係の仕事についている方には、キャリアアップに役立つ資格…

というか、昇進には必須のスキルみたいです。

ですがそういう仕事についていない人には、

FPの資格があるから、この仕事に就職できるという、即戦力スキルではないのです。

資格を仕事につなげたいなら、他の資格を探した方がいいかもしれない。

ですが、生きる上でお金は必須です。お金の知識はあったほうがいい。

そう思って私はFPの勉強をすることにしたのです。

試験の概要をざっくり解説

私が説明するよりもFP試験を作成する団体の公式HPを見たほうが確実だと思いますが、

私なりにわかりやすく説明してみようと思います。

カエデ

ちなみにFPとは「ファイナンシャル・プランニング技能士」の称号で、

厚生労働大臣が認定する国家資格なんです。

国家資格と聞くと、何かカッコイイですね。

まず、FP試験は「金融財政事情研究会(金財)」と「日本FP協会」が作成しています。

どちらを受けても資格の価値は同じです。

試験は〇×・3択選択問題である「学科試験」と、

説明文を読んだり、計算したりして、正しい選択肢を選ぶ「実技試験」があり、

この2つを合格することで、資格取得となります。

ですが金財と日本FP協会ともに、「学科試験」の内容は同じです。

では何が違うのかというと、「実技試験」の内容が異なるのです。

「日本FP協会」で選べるのは「資産設計提案業務」だけ。

対して「金財」では「個人資産相談業務」と「保険顧客資産相談業務」の2つから選択。

選んだ試験内容によって、出題内容も異なります。

実技はどっちを選べばいい?

じゃあ「実技はどれを受験したらいいの?」ってなりますよね。

できれば合格率が高い方で受けたい…。

ネットで調べてみると、合格率は「日本FP協会」の方が高いと出てきます。

じゃあ「日本FP協会」を受けたほうがいい…?

と思う方、↓こちらの動画を見てみてください(私も申し込む前に見ました)

難関のFP1級を持ち、FP試験対策を教えてくれる、ほんださんのYoutube動画です。

内容を簡単に説明すると、「金財」の受験者というのは、

銀行や保険などの会社から、強制的に団体受験させられている人も多いため、

受験者の合格に対する意欲が低いことから、合格率が低いという話があります。

対して「日本FP協会」の方は、独学で勉強している人の受験が多い。

なので元々合格するために勉強して試験に挑んでいる人が多いんです。

だから合格率は「日本FP協会」の方が高い、らしいですよ。

じゃあ「実技はどれを選んだらいいんだよ!」ってなりますよね。

個人的には、「金財」の「個人資産相談業務」をお勧めします。

というのも「保険顧客資産相談業務」は、保険関係の人向けらしいです。

保険関係の仕事に就職したい!って人以外は、あんまり興味がわかない内容かも…。

じゃあ、なんで「日本FP協会」の方じゃないの?って思いますよね。

実は「日本FP協会」の方は、出題範囲が広く浅く出題されます。

そして問題文の量が多い。なので全て回答し終えるまで時間がかかります。

対して「個人資産相談業務」の方は、個人資産なので、自分ごととしてとらえやすい。

しかも保険分野(リスク管理)の出題がありません。

なので問題が少なく、自分事として覚えられる「個人資産相談業務」をお勧めします。

試験日はCBT方式になってから自由に選べるように

そして試験日程ですが、CBT方式(パソコンでの回答)にかわってから、

会場の日程が空いていれば、いつでもどこでも受験できるようになりました。

つまり、自分の都合のいい日に受験できるようになったんです!

前までは「年3回の日程から前もって申し込む」必要があったので、うれしいですよね。

会場や日程は、受験する団体の公式HPを調べれば出てきます。

事前に受験料を払ってから、試験会場と試験日を選んで予約し、

当日に試験会場へ行って受験する、という形になります。

「学科」と「実技」は、別々の日に受験することが可能です。

片方が合格(一部合格)したら、片方を翌翌年度末までに合格すればOK!

どちらも合格(完全合格)することで、FP試験は合格となります。

ですが3級なら、両方同じ日に受けたほうが、手間的にいいと思います。

私が勉強を始めた時点での知識レベル

私の知識レベルは「収入と所得って同じじゃないの?」というレベルです。

(ちなみにこの2つの違い、あなたはわかりますか?)

つまり、お金の知識はほぼゼロ。

会社員時代も、給与明細は給与の数字しか見てなかったです。

「源泉徴収とか何?この引かれてるやつって何?」って感じ。

それでも何とか生活できてたんだから、無知って怖い。

ブロガーとして一時期、青色確定申告をしていた時期もありましたが、

正直、全て会計ソフト任せで、あってるかも間違ってもわからないまま、

なんとなくで申告してました(間違ってたらどうしよう…)

ぶっちゃけると、保険も株(投資信託)も社会保険もお金の管理も、全て夫任せ!

つまり私は、お金の知識がほとんどない状態でした。(情けない…)

使用したテキスト・おすすめ勉強法

使用した教材は、TAC出版の「みんなが欲しかった! FPの教科書・問題集」です。

そして勉強方法ですが「ゆっくりでいいから、少しずつ知識を定着させる」です。

短時間で数字や単語を詰め込んでも、付け焼き刃ですぐ忘れてしまいます。

最短で合格が目標じゃない。しっかり知識にしたうえで確実に合格する。

それが私の目標だったので、スモールステップで勉強していきました。

お金の知識がほぼゼロの状態だったので、このように進めていきました。

まずは各分野の小さな項目ごとに教科書を読む→同じ部分の問題集を解く

…というか「みんなが欲しかった! FPの教科書」に、勉強方法の説明があります。

私はそれを守って、少しずつ勉強を進めていきました。

そして、総仕上げは「みんなが欲しかった! FPの予想模試」で試験対策です。

本番に近い形の問題を解くことで、覚えた知識をどう使えばいいかを練習します。

この予想模試の問題、本番でもよく似たものが出題されてました。

なので確実に受かりたいなら、予想模試も買っておくといいですよ。

古いテキストはダメ!あとノー勉は無理

ここで超大事なお知らせです。必ず最新版を買いましょう!

ケチって古いテキストを買うと、情報が古くて、

数字や内容が変わっている可能性があります。

FP試験の内容は、毎年何らかの変更があります。必ず最新版ですよ!

また、いくら合格率が高くて簡単だというFP3級試験でも、

ノー勉強で合格は無理です。多分、金融や保険関係の仕事についてない限りは。

テストの受験料もそこそこする(約8,000円)ので、まじめにやりましょう。

苦手分野と克服法

でも、どうしても苦手な分野って出てくるんですよね。

特に私は「不動産」の分野が理解できなかったです。ずっと賃貸住みですし…。

教科書を読んでもいまいちピンとこない…。

そこで私はYoutubeの「ほんださん/東大式FPチャンネル」を繰り返し見ていました。

大事なところを、とても分かりやすく、図を使って説明してくれています。

また「超大事なところ」と「覚えなくていいところ」も教えてくれる。

さらに「なぜこの制度はこうなっているのか」理由も話してくれる。

だから「ああ、こういうことだったんだ!」としっかり理解して覚えられる!

ほんださん/東大式FPチャンネルがなかったら、合格してなかったかもしれません。

カエデ

語呂合わせで助けられたところもたくさんありました。

さすが頭のいい人は勉強方法が違う…!

あとはChatGPTにもよく質問していました。

「この部分について、最新の情報で、わかりやすく簡単に教えて」というと、

最新の情報で、FP試験の内容を教えてくれますよ。

どのくらい勉強時間と期間が必要?

勉強スケジュールは、毎日1~2時間程度です。

もうしんどいな、と思ったらそこで切り上げ。

長くコツコツ続けられるように、無理のないように毎日勉強しました。

「頑張ったら1か月で取得できる」と調べれば出てくるFP3級ですが、

私は時間をかけてでも、しっかり理解して覚えたいと思っていたので、

3か月くらいで受験できたらいいかなぁ、と考えていました。

現に6月末から勉強を始めて、9月末で合格したので、そんな感じですね。

なかには「1週間で取得できる!」みたいな人もいましたが、

私は先の2級の合格も目指して勉強したかったので、

ちょっとずつでも、確実に、無理なく、コツコツと続ける、を目標にしてました。

でも、短期集中でやるか、長期戦でのんびりやるかは、

あなたに合った方法で勉強するといいと思います。

試験当日の流れ・会場の雰囲気

試験当日は「本人確認書類」以外、持ち物はいりません。

というか、試験会場には「本人確認書類」以外、持ち込むことができません。

全てロッカーへ入れることになります。

金財の試験について流れを説明すると…

  • 予定時刻の15~30分前に、会場につく
  • 試験の説明を聞き、ロッカーに荷物を入れる
  • 眼鏡の裏側やポケットの中に何もない事を確認してもらう
  • 試験会場に入室する

試験会場といっても、全員が集まって一斉にテストスタート…ではなく、

時間になったら、パソコン室みたいなところに通され、

会場で配布された紙に書いてある「IDとパスワード」を入力して、

CBT試験を開始するって感じです。

なので周りの人は「何の試験をいつから受けているのか」もわからない状態。

だから「周りの人はスラスラ解けてるのにな~…」とか、ならずに済みますね(笑)

カエデ

ちなみに私の隣の女の人は、なんかめっちゃ計算してました

合格したかどうかは、郵送で合格証書が送られてくるとわかりますが、

試験申し込みのHPでも見ることができますし、

なんなら試験を受けた後、すぐにスコア表を印刷してもらえるため、

そこで点数がわかります。なので、その場で合格しているかどうかわかりますよ。

実際に受けてみた感想、試験は難しい?

試験を受けてみた感想ですが…Youtuberのほんださんいわく、

FP試験は受験者のレベルが上がってきているため、試験の内容もレベルが上がっている、

と言っていたように、しっかりと対策していったのに難しく感じました。

毎年頻出するという数字や単語も、確かによく出ていましたが、

中には「こんなところ、ちゃんと読んでないよ」みたいなところまで出てきました。

なので「何だったっけ…わからん!」と感じたところも多かったです。

模試を2回、去年の過去問をやっても9割は正解できてたんですけどね…。

私の感覚だと、教科書を読んだだけでは、多分試験には受からないです。

ほんださんの動画を見ただけでも、多分難しいんじゃないかな。

なんでかというと「数字や単語を暗記していれば受かる」ではなく、

「ちゃんと内容を理解したうえで覚えているか」かどうかが問われるからです。

なので教科書を読む→問題集を解く→予想模試を解く→最新の過去問を解く、

とにかく「問題になれる」ことが大切だと思いました。

合格後に感じた変化・勉強するメリット

合格というか、FP3級の勉強を始めて強く感じたことは、

「私はこんなにも、お金の知識がない状態で、なんとなく生活してたのか…」です。

何にも知らずに社会で生きてるんだなってびっくりしました。

今まで「お金を稼いで、節約して、貯金して、万が一に備える」しかなかったのですが、

今では、こう思えるようになりました。

日本では、もし何かあっても公的な保険がある。それはすごく恵まれていること。

そして公的な保険で補えない部分のために、民間の保険に「適切に」入る。

夫にもし何かあっても、この保険制度を使えば、すぐお金に困ることはない。

申請先と申請の仕方は、このようにしたらいい。

お金をただ貯めるのではなく、株や投資信託などに投資する。

投資先も、自分に合ったものを選ぶ。投資先はこのように選ぶ。

そのためにこのくらいは貯蓄して、これくらいをお金の運用に回す。

もし父が亡くなった場合、母と兄弟と、このように相続を決める。

相続を決める方法として、このような方法がある。

もし話し合いがだめでも、こうしたらいい。

今まで「お金を稼いで、節約して、貯金して、万が一に備える」しかなかったのに対し、

お金関連で何かあった時に、はっきりとした選択肢を思い浮かべられるようになりました。

ぼやっとした不安が、形となって理解できた、というのはとてもスッキリしますね。

なのでFPを勉強するメリットは、

「お金に対する不安感を少なくできる」ことではないでしょうか。

ただ、FP3級は持っていても「すごい資格」とは思ってもらえません。

世間的には「簡単に取得できる資格」と思われています。そんなことはないんですが…。

何か悔しいので、せっかくならFP2級も目指したい!

なので私は今、FP2級合格を目指して頑張っています!

まとめ(受験する方へのアドバイス)

「収入」と「所得」がわからなかった、お金の知識ゼロの私でも、

3か月勉強したら合格することができました。

私のように「お金の知識」について、ぼんやりとした不安を抱えているなら、

少しでもお金の知識をつけておくと、自信につながりますよ。

アドバイスとしては、

  • まず、最新版の教科書と問題集を買う
  • 一項目読んだら、同じ内容の問題を解く
  • 詰め込んで暗記ではなくて、理解して納得して覚える
  • わからないところや覚えにくいところはYoutubeやChatGPTを使う
  • 大体覚えたら、問題集と予想模試を繰り返し解く

お金の知識ほぼゼロの私でも、これで合格できたので大丈夫です!(マジです)

問題集や予想模試を解いていくうちに、

「もしかしたら合格できるかもな」と思える時が絶対くるので、

その時は内容を忘れてしまう前に、すぐ試験に申し込みましょう!

カエデ

必ず、最新版の「教科書・問題集・予想模試」を買いましょう!

ケチって古いテキストを買うと、内容が変わってるかもしれませんよ。

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