閲覧ありがとうございます。
4歳の子供を育てながら色々悩んでしまう主婦、はつがカエデです。
子供に「言ってはいけない言葉」あなたは思いつきますか?
意外と皆「言ってはいけない言葉」を日常的に言ってると思いますよ。
昔親から言われた言葉そのままで、自分の子供を育てているからです。
そこでこの記事ではこんな内容をお話しします。
- 私が父親に言われて傷ついた言葉
- 「先に帰るからね!」は子供を混乱させる
- 親の言葉は忘れられずに、そのまま子供へ受け継がれる
- 「言ってはいけない言葉」を言わないために読む本
▼この本を読めば「言ってはいけない言葉」がわかります
【体験談】父親に言われて傷ついた言葉

私は父親に言われて傷ついた言葉があります。今でも心に刺さってます。
それは「お前はもう、うちの子じゃない」という言葉。
私が夫と結婚し、家を出る数日前に言われた言葉です。
簡単にお話しすると、精神疾患のある兄弟のために、私がアレコレ助けようとしていました。
心療内科について行って、どうしたら良くなるか聞きに行ったりしてました。
「嫁ぐ前に、兄弟の精神状態がちょっとでも良くなったら」と思ってたんです。
でも父親からしたら「もうよその家に嫁ぐんだし、余計な心配をするな」ってことなんでしょう。
でも父の言葉すっごく傷つきました。その後ボロボロ泣きました。
そして家を出た後もマリッジブルーとなり、なにもしてなくても涙が止まらない状態に。
「もし何かあっても、もうあの家には帰れない」そう感じたんです。
今思うとその言葉、子供の「安心できる場所を奪う」「子供を見放す言葉」なんですよね。
「何かあっても、もう私には逃げる場所がない」って感じです。
突然ですが「マズローの欲求5段階説」って知ってますか?
人間の欲求には5つ段階あります。
よくこのようなピラミッドの形で表されます。

一番最下層に「生理的欲求」、次に「安全の欲求」、次に「社会的欲求」が来ます。
安全の欲求とは「心身ともに安定した生活を送れる場所に身を置きたい」
社会的欲求とは「何らかの集団に所属して安心感を得たい」
そしてその居場所は「たくさんあればあるほど心が安定」します。
父の言った言葉は「安心できる居場所を奪う言葉」だったんです。
だから私は不安・恐怖・絶望という気持ちを感じたんだと思います。
「放っていくからね・置いてくよ・追い出すよ・先に帰るからね」
このあたりも同じ意味を持つ言葉だなって思いました。
実は昔、娘にも言ってしまいました。
今は言わないよう気を付けています。(反省)
「先に帰るからね」=ダブルバインドで子供が混乱

帰る時間になっても、子供が話を聞いてくれない。
だから「もう知らないから!先に帰るからね!」
あなたも言ってしまったこと、ありませんか?(私はあります)
でも、本当に帰ったりしませんよね。
子供をその場から動かしたい(コントロールする)ために嘘をついているだけ。
商品棚の裏側に隠れて、子供が自分を探して動くのを待っていますよね。
でもこれ、本によると「ダブルバインド」と言って良くないことらしいです。
(本については最後に紹介します)
てぃ先生の動画を見た方は、知っている言葉かもしれませんね。
実は子供は「大人が嘘をついている」こと、案外見抜いているのだそうです。
だから親から「嘘をついちゃいけない」って言われたのに、親が嘘をついている。
そうすると子供は混乱するそうです。
「親が言っていることはどっちが本当なんだろう、どうしたらいいの?」って感じ。
実はさっきの私の体験談に、続きがあります。
父は「よその子だから」と言ったのに、母は「こまめに帰ってきて」って言うんです。
さらに娘が生まれた後、父から「1~2週間ごとに電話しよう」とも言われました。
私(子供)からすると、本当に混乱する話です…。
ダブルバインドが続けば、子供は「自分で決めること」ができなくなります。
そうして判断をあおぐために、常に親の顔色を窺(うかが)うようになるのだとか。
親の顔色を窺って育った子は、将来他人の顔色を窺って生きるようになります。
そうなると自分軸のない、とても生きづらい人生を歩むことになります。
親に言われた言葉は忘れられない

夫の母は急ぐ状況でもないのに「早くして」が口癖です。
私の娘にも「早くして」って言ってたので、多分無意識なんだろうなと思います。
ちなみに「早くして」「急げ」は、ゆっくりしちゃダメと同じ意味。
後で紹介する「拮抗禁止令」の一つです。
それを言われて育った夫も、急ぐ用事でもないのに「早くして」と娘にいいます。
そして最近娘も「早く」と言います…。
このように子供は「親に言われた言葉」が忘れられず、そのまま子供に受け継がれます。
本によると「幼少期に親や周りの大人から受けた禁止令を通じて「人生脚本」を書く」そうです。
つまり子供は親の禁止令通りに育っていきます。
そしてその言葉で育った子供が大人になった時、自分の子供へ同じように言います。
親に「親の言う通りにしなきゃダメ」と言われれば、自分の子供にも「親の言う通りにしなきゃダメ」と言います。
親にそのように育てられたら、自分の子供にもそのようにしか育てられないですよね。
そして自分の言う通りにしない子供に、無意識にイラつきます。
「私はそのように育ってきた、そうじゃなきゃ許されなかった」過去があるからです。
そうして昔の自分と同じように、子供にも禁止令をだしてコントロールしようとします。
さらに「なぜこんなことでイラついてしまうんだろう…わからない」と苦しむ羽目にもなります。
その話はちょっと長くなるので、次の記事を読んでもらえたら嬉しいです。

「言ってはいけない言葉」を言わないために読む本
「言ってはいけない言葉」で育った子供が大人になって、子供が生まれた時。
そのまま育てれば、親と同じように育てようとします。
だから「言ってはいけない言葉」を言いたくないなら、考えを改めるしかありません。
でも「じゃあどう言えばいいの?」って思いますよね。
そんな時に坪田信貴さんの本がおススメです。
坪田さんは「ビリギャル」の著者です。
大学時代から心理学を学び、塾で心理学を活用した学習指導をしてきたそうです。
その生徒の一人がビリギャルの「さやかちゃん」なのだとか。
この本には子供に「言っちゃいけない言葉」と「じゃあどう言えばいいのか」が載っています。
子供の可能性を奪う言葉「拮抗禁止令」と「13の禁止令」は必読です。
下の言葉に思い当たる節があったら、ぜひ読んでみてほしいです。
「拮抗禁止令」
- 完全・完璧であれ
- 他人を喜ばせ、満足させよ
- 努力せよ
- 強くなれ
- 急げ
なるほど、この言葉を言うと子供はこう思うからダメなんだなとか、
こう言ってあげたら子供は嬉しいだろうな。自分から行動するだろうな、とか。
けっこう「目からウロコの言葉」が多かったですよ。
私も電子書籍で購入して、何度も読み返しています。
正直、一度読んだら考えが変わるもんじゃないです。
染みついた考え方を変えるって、けっこう難しい。
でも「娘は自分のような生きづらさを感じさせたくない」その一心で勉強してます。
『自分のような生きづらさを子供に味わわせたくない』とか、
『子供に自分らしく、のびのびと育ってほしい』と思っているなら読んでみてほしいです。
まとめ
子供に言ってはいけない言葉って、おどしや不安にさせるような言葉がおおいです。
恐怖を感じさせ、子供を親の思いどおりにコントロールするためです。
「今すぐ帰らなかったらおやつ抜きだからね」とかですね。
でも「人生は禁止ごとが多くて、破ったら罰を与えられる」と教えられて育った子供は、将来は明るい物って思えないですよね。
それより「人生は自分らしく、のびのびと生きられる」と、将来に対してポジティブに考えてほしいです。
そのために「子供への声のかけかた」を、本を読んで今一度考えてみてはどうでしょうか。
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