閲覧ありがとうございます。主婦のはつがカエデです。
夫婦仲の悪い親の元で育ち、夫とも一時期色々ありました。
(夫はうつになったり、私は不安障害にもなったりしました…)
今は夫と良好な関係を築けています。
「パートナーに心を満たしてほしい」それは誰でも持っている願望です。
ただアダルトチルドレンの場合「異常なほどの愛情の飢え」を抱えていることがあり、
「相手に求めすぎて、でも相手は自分を満たしてくれなくて、勝手に失望している」
という可能性があります。
アダルトチルドレンとは「親から無条件に愛されなかった子(愛に飢えた子)」
そして、アダルトチルドレンはアダルトチルドレンに惹かれやすいので、
もしかしたらあなたのパートナーも「あなたと同じ飢えを抱えている」のかもしれません。
できることは「自分の事は自分で愛する(パートナーに満たしてもらおうとしない)」
そして「パートナーのことを良く知り、相手からもらっていた愛情に気が付く」
この2つだと私は思います。
変えられるのは「自分」と「未来」です。過去と他人は変えられません。
夫婦仲を良くしたいと思っているなら、私と一緒に考え方を変えていきましょう。
私はカウンセラーではありませんが、
夫婦仲をよくするために、本をたくさん読んで勉強しました。
自分の経験談と本の知識を合わせながら、お話ししています。
パートナーに「親の愛情」を求めていませんか?
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/08/otto-sassuru1-1.jpg)
あなたは「パートナーに甘えたい(金銭面・精神面含め)」と言う願望がありませんか?
「何不自由なく暮らしたい・守られたい・お世話されたい・いつでも見ててほしい」
そんな「自分の心の中にある願望(飢え)」を、相手に満たしてほしい。
でもパートナーは「自分の心の飢え」を満たしてくれるどころか、
なんか自分ばっかり頑張ってる気がする…
「こんなはずじゃなかったのに、期待してたのに」という「裏切られたような気持ち」
どこかにありませんか?
もしかしたらそんなあなたは、パートナーに「親の愛情」を求めているのかもしれません。
「自分だけを見ていてほしい、自分だけ特別扱いしてほしい、自分の機嫌をとってほしい」
パートナーに「親のような愛情」を求めているのかも知れません。
これ、実はあなたの子供の頃に、親に十分甘えられなかった事が原因かもしれません。
その「親に甘えられなかった気持ち」を取り返すように、
パートナーに心を満たしてほしいと願っているのかも知れません。
夫婦仲の問題は昔から今に繋がっている
日本人、特に祖父母の時代は戦後で、貧しい時代でした。
なので「国の経済を発展させる」ために、まさに馬車馬のように働く時代。
私たちの親は、その祖父母のもとで生まれました。
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その時代の子育てとは、
「甘やかすとダメ、生きていけなくなる。だから厳しくしつけて育てる」
「成果の出せない者はダメ。だから優れた学歴・職歴の子を育てる」
という「国の経済に大きく貢献できるような子」を育てようとしました。
たくさん稼げるような子になれば、幸せになれると信じていたからです。
ですが子供には「親に甘えたい」という願望を当然ながら持っています。
「無条件に愛されたい、全て受け止めてほしい、特別扱いしてほしい」
そんな気持ちを子供は生まれながらにして持っています。
「国の経済」よりも「親に愛されたい・甘えたい」が何よりも最優先です。
なぜなら「親なら当然、自分のありのままを愛してくれる」と思っているからです。
ですが私たち親世代は「甘えは許されない、厳しく育てる」時代でした。
そうして私たちの親は「愛情不足」のまま育っている可能性があります。
親は子で「愛情不足」を埋めようとする
「愛されたい」と言う我慢は、消えることはありません。
いつかその「愛情の飢えを満たしてくれる時期」を、ひっそりと狙っています。
そしてタイミングが来たと思ったら、その「飢え」を必死に満たそうとします。
そのくらい「愛されたかったのに愛されなかった我慢」は強烈なんです。
『親は子で「愛情不足」を埋めようとする』という話を理解するために、
私の話を少しさせてください。
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/03/panic-disorder3.jpg)
私の父は、私や兄弟や母を「自分より下のもの」という風な扱いをしました。
「(おまえは俺がいなかったら食べていけない)誰に育ててもらっているんだ」
という、父親は「絶対の強者」で、妻や子供は「服従すべき」という考え方でした。
おそらくですが祖母は「大変しつけに厳しい人」だったので、
有名な大学を出て立派な会社に就職した父の兄に「劣等感」を抱いてたのかもしれません。
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/03/panic-disorder4.jpg)
私の母は、いつまでも「自分の母親に構ってもらうこと」を欲していました。
何か問題が起きた時は「お母さん(祖母)に話を聞いてほしい、相談する」
夫よりも母(祖母)の影をずっと追いかけているような感じでした。
ですが祖母は「世間体」を気にする人で、子供よりも周りの人間を大事にしました。
さらに祖父は早くから病気にかかり、祖母が介護しないと生きていけない状態。
なので母は祖母から「早く嫁に行け」と言われていたようです。
母からすると「お母さんから見捨てられた」という気持ちになったんでしょう。
そのような人から生まれた子供は、どのように育てられるか知っていますか?
親の中には「子供に愛情を注ぐ」ではなく、
親から満たされなかった愛情を「子供から愛情をもらう」ように、
育てようとする人もいるんです。
自分の父は自身の劣等感から、子供に「自分はお前より優れている人間」だと、
認めさせるように子供を育てました。子をけなす・バカにすることが日常茶飯事。
自身の劣等感を満たすために、子供の価値を下げて育てました。
自分の母は見捨てられ不安から、子供に「自分がいないと生きていけない」ように、
子供が自分に依存するよう育てました。
離れようとするとみるみる不機嫌になり、突き放すような言動をしました。
(ちなみに私の兄弟は現在無職で、親がいないと生きていけない状態になっています)
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/03/panic-disorder2.jpg)
なので私自身「親に無条件に愛された」記憶がありません。
「父親に価値を認められたとき、母親の機嫌が取れた時に」振り向いてもらえた、
という印象の方が強いです。(褒められた記憶より、けなされた記憶の方が多いです)
どちらかというと「私が親の心の世話をしていた」という気持ちの方が強いです。
なので私の中に「誰かに価値を認められたい、チヤホヤもてはやされたい」という、
そんな幼児的な願望が自分の心の底に眠っていることに、最近気が付きました。
親から「無条件に愛されたいのに愛されなかった」という悲しみを、
ずっと心の奥底で抑えつけて、我慢していた状態だったんです。
あなたも「アダルトチルドレン」かもしれない
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/09/hahatoko.jpg)
「アダルトチルドレン」「機能不全家族」「愛着障害」という言葉、知っていますか?
もしかしたら「毒親」という言葉は聞いたことがあるかも知れません。
でも『毒親って、体罰とか虐待とかネグレクトとか、酷い親のことでしょ?』
って、他人事のように思うかもしれませんね。
実は私も「自分には関係ないことだ」って他人事に思ってました。
ですが色々な本を読んでいくうちに、私は
「アダルトチルドレン」であり「機能不全家族育ち」であり「愛着障害」である
という答えにたどり着きました。
アダルトチルドレンは「子供っぽい大人」と言う意味ではなく、
「子供の時に親から無条件の愛情を十分受けられなかった子供」という意味です。
親の「愛情の飢え」を満たすために生きた子、
親から条件付き(下の子を世話した、成績がよかった)で愛された子、さまざま。
なので心の中で「自分を無条件で愛してほしい」という気持ちを持っています。
そしてアダルトチルドレンは、アダルトチルドレンと惹かれ合うことも知りました。
つまり「似た物同士結婚してしまいやすい」という事です。類は友を呼ぶですね。
なのでお互い、こんな気持ちを持っています。
「自分だけを見ていてほしい、自分だけ特別扱いしてほしい、自分の機嫌をとってほしい」
自分もパートナーも、どちらも「~してほしい」と思う者同士なのです。
だからお互い「自分の気持ちを満たしてくれない相手」に不満を感じ、仲が悪くなります。
私の夫は私に「母親のような愛情」を求めてましたし、
私も「父親のような愛情」を求めていました。
「~してほしい」同士の時は不満ばかりでした。
パートナーは「親」じゃないと自覚する
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/01/otto-sapo-to.jpg)
私もそうなのですが、
パートナーに「過去に親から満たされなかった愛情を求めるから」おかしくなります。
パートナーは「どんな自分でも無条件で愛してくれる」親じゃありません。
「ギブアンドテイク」で成り立つ、いわば対等な関係である「他人」です。
なので「何もしなくても特別愛される」わけではありません。
つまり「こちらが相手に愛情を渡さなければ、相手からも返ってこない」んです。
しかも相手が「それが当然のことである」と思っていたら、愛情と感じてくれません。
相手が「ご飯を作るのは当たり前」「お金を稼いでくるのは当たり前」と思っていたら、
相手は「愛情をもらっている」自覚すらないかもしれません。
だから「(相手から愛情が返ってこないので)自分ばかり犠牲になってる…」
という感覚を覚えるのかもしれません。
『じゃあどうしたらいいの?』って思いますよね。
まず、パートナーは「親」じゃないと自覚し、飢えを満たしてくれる期待を捨てましょう。
その愛情の飢えを満たしてくれなかった責任は「親」にあります。
なので「親」に満たしてもらえないなら、自分で自分を愛するしかありません。
「何を生み出さなくても、何かを与えなくても、自分は居るだけで意味がある」
そのように自分で自分の事を認めて愛してあげる事が大切です。
悲しいけども「愛されなかった」過去は変わらないので、
過去を受け入れて前を向くしかありません。
ここが乗り越える壁で一番つらい所かもしれません。
そして次は自分が気付いていない、相手から与えられている愛情に気が付きましょう。
「今の生活は自分一人でも成り立つものだったのか」をよく考えてみてください。
ご飯の用意、生活費、今住んでいる家、自分の目の前に居る子ども…
「相手から与えられている愛情」に、今まで気が付いていなかっただけかもしれません。
夫婦仲を良くしたい、取り戻したいなら
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/09/kohakasugai.jpg)
夫婦仲を良くしたい、取り戻したいと思うなら、
まず自分が変わりましょう。変えられるのは「自分」と「未来」です。
「親に愛されなかった過去」も、「目の前にいるパートナー」も、
自分ではどうすることもできないことです。
まず最初は「相手にささいな事でも感謝する」から始めるといいです。
返報性の法則といって、人は「与えられたものは返さないと気が済まない」
という心理があります。
なので続けていたら、相手からも「感謝」がきっと返ってくると思いますよ。
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/05/IMG_9525-1-edited.jpg)
そして妻は「夫のトリセツ」、夫は「妻のトリセツ」を読みましょう。
男女脳は考え方が違うため、それが原因ですれ違っていることがよくあります。
それをわかりやすく解説し、どのように接したらいいか説明してくれている名著です。
相手と仲良くなりたいなら、まずは相手の事を良く知る、は当たり前ですよね。
妻は「夫のトリセツ」、夫は「妻のトリセツ」を読めば、
「相手から知らないうちに与えてもらっていた愛情」に気づけるはずです。
あなたの希望通りの愛情(親からもらえなかった愛情)ではないかもしれませんが、
パートナーはパートナーなりに「あなたを愛している」ことに気づけると思います。
そうすればきっと、止まってしまった夫婦の歯車がうまく回りだすと思います。
私と夫も色々ありましたが、ここまで書いたことを経て、
やっとお互い「支え合って生きていこう」と思えるようになりました。
夫婦仲が悪いことで影響を受けるのは「子供」です。
子供のためにも夫婦仲改善を頑張ってみませんか?
▼「アダルトチルドレン」に気づき、自分で自分を愛するための本はコチラ
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▼親から愛されなかった時に起こる「愛着障害」についてはコチラ
▼パートナーの考え方について良く知りたいならコチラ
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まとめ
「パートナーに心を満たしてほしい」それは誰でも持っている願望です。
ただアダルトチルドレンの場合「異常なほどの愛情の飢え」を抱えていることがあり、
「相手に求めすぎて、でも相手は自分を満たしてくれなくて、勝手に失望している」
という可能性があります。
アダルトチルドレンはアダルトチルドレンに惹かれやすいので、
もしかしたらあなたのパートナーも「あなたと同じ飢えを抱えている」のかもしれません。
「~してほしい」同士だったら、当然うまくいきませんよね。
できることは「自分の事は自分で愛する(パートナーに満たしてもらおうとしない)」
そして「パートナーのことを良く知り、相手からもらっていた愛情に気が付く」
この2つだと私は思います。
変えられるのは「自分」と「未来」です。過去と他人は変えられません。
夫婦仲を良くしたい、取り戻したいと思っているなら、考え方を変えていきましょう。
▼「アダルトチルドレン」に気づき、自分で自分を愛するための本はコチラ
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