閲覧ありがとうございます。主婦歴6年のはつがカエデです。
両親は不仲で、母から父の愚痴を聞かされ続け、子供時代は苦労しました…。
「妻のトリセツ」の内容は、男側からすると
「なんで男ばかり犠牲にならないのいけないの?」って批判もあるようですね。
ただしメディアで取り上げられた部分は、本のごく一部分であり、
その部分だけで「女ってめんどくせぇ」と思われるのはもったいないなと思います。
妻の立場から見て「本当に知ってほしいのはこの部分」ってところと、
「批判・炎上騒ぎ」について簡単に説明し、私なりの意見もお話ししています。
▼Amazonレビューには「全てのオットの必読書」とまで書かれています。
妻のトリセツを「妻」が読んだ感想
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/02/anger-self.jpg)
妻のトリセツを、妻である私が読んでみましたが、
「確かに言えてる。そのとおりだな」って思った部分もたくさんありました。
(逆に「ここはちょっと言いすぎじゃないかな」って思う部分もありました)
そもそも男性脳と女性脳は全く違うもの。なので考え方も違う生き物です。
だからお互い「相手の考え方」について、学んだほうが良いと思える内容でした。
「妻のトリセツ」で女性脳を知っていれば、こんなメリットがあります。
- 妻が「本当に」喜ぶ事がわかる(お金や物ではない)
- 地雷ワードを言って、妻の機嫌を損ねることもない
- 万が一機嫌を損ねてしまっても、対策がわかる
夫が妻の考え方について知るための「トリセツ(取扱説明書)」です。
さすがは名著だなって思いました。(ちなみに「夫のトリセツ」も読みました)
その中でも「特に印象的だった2つ」について紹介します。
p21「女の会話の目的は共感」
女性は会話に「共感」を求めているが、男性は「問題解決」を目的としている。
だから男性は「善意」でアドバイスをし、女性は「余計なことを言われた」と感じます。
そもそも「会話の目的」が違うから起こる悲劇です。
というのも、女性は会話で「その気持ちわかるよ」と共感することが、
相手への思いやりや愛情だと思っています。
ですが男性は「問題を指摘して、改善点を簡潔に伝える」ことを、
相手のためだと思っています。
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/03/panic-disorder3.jpg)
ですが男性の問題指摘は、女性にとって「否定」改善点は「余計なアドバイス」となり、
妻側は「私の気持ちなんてどうせ分かってくれない」と不愉快に感じます。
どちらが悪いではなく、何度も言いますが「会話の目的」が違うから起こる悲劇です。
でも、じゃあなぜ夫に会話を持ちかけるのかと言うと、
妻は「あなた(夫)なら、分かってくれると思ってたのに」と期待しているからです。
それだけあなたの事を好きで、あなたなら気持ちをわかってくれると思っているからです。
なので「女性は会話に正解を求めてるのではなく、共感を求めている」と念頭に置く。
アドバイスしたいなら「共感した後」に「こうすればいいんじゃない?」と言えば、
案外あっさり聞いてくれます。
先に「問題指摘やアドバイス」をしたら、妻は心を閉ざしてしまいます。
「女性の会話には共感が大切」これは本当です。
p47「母と娘にも女女問題がある」
4歳頃の娘と妻がケンカして、妻がヒステリックに怒っているか、
娘がひどい癇癪を起して大変な事になっているって状況、見たことないですか?
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/11/kindergarten-rejection4.jpg)
本にもある通り、4歳頃の女の子には「一人の人間である」と言う自我が芽生えるので、
「母親の言う事に反抗し、自分の意思をつらぬき通す」時期がやってきます。
ですが母親は娘の事を「自分の子供。だからしっかりしつけないと」と思ってますので、
言う事を聞かない娘に対して「何で言う事聞いてくれないの!?」って思います。
なので娘も妻も「気持ちをわかってくれない」同士がケンカしてしまいます。
ですが父と娘は別。娘は「父に気に入られたい」と思っています。
なぜなら異性の親だから。「お父さんには良い娘でありたい」って思うみたいです。
なのであなたにはあまり反抗しないのではないでしょうか。
なので娘は「妻(母親)」と「夫(父親)」の前では態度が違うんだと、
頭の片隅に覚えておいてもらえると嬉しいです。
本にもある通り、妻と娘が対立した時には、味方になるべきは「妻」です。
「娘の気持ちは分かるけど、お母さんの気持ちも考えてみて」
「お母さんの言う通り今はこれをやるべきだと、お父さんも思うよ」と、
気持ちのクッション役を果たしてくれると、どちらの気持ちも納まると思います。
「娘の気持ちも理解し、かつ妻の味方になること」が大切です!
妻のトリセツの批判・炎上について
批判・炎上騒ぎになった過程
日本テレビ「スッキリ」で「妻のトリセツ」が取り上げられた際、
本の内容の一部分だけが取り上げられ、その放送内容を見た視聴者が、
「女性って非常にめんどくさい」と感じ、ネットで騒ぎになったようです。
その一部分とは、本のP96「心と裏腹な妻の言葉を翻訳すると…」と言う部分。
ケンカした時「あっち行って!」
→本音:あなたのせいでめちゃくちゃ傷ついたの!謝って!慰めて!
妻に怒っている理由を聞いた時「なんでもない!」
→本音:私、怒ってるんですけど?放っておく気なの?
夫が妻に不満を言った時「全部私が悪いんだよね…」
→本音:え!?それって私が悪いの?私のせいなの?あなたのせいでしょ。
つまり、女性は「言った言葉」と「本音」が全く逆である、と紹介されています。
ただし、これはかなりひねくれてしまって、素直になれない女性の例だと思います。
番組を見た妻側からも「こんなんじゃない」って声があったそうです。
確かに…私もそこまでひねくれてないと思いました。
この批判・炎上騒ぎについてまとめたブログには
『極度にワガママで共感を求める妻に、
夫は懸命にご機嫌とりをする奴隷になるべきなのか?
夫のストレスが増えるばかりで、幸せになれるとは思えない』と書かれています。
批判・炎上について私の意見
確かに、妻の言動一つ一つに「裏があるんじゃないか」と感じていたら、
夫は家で安らぐことなんて到底できませんし、毎日気疲れしまいますよね。
「夫ばかり妻を気にかけなくちゃいけないの?」って思ってしまっても仕方ない。
ですが女性と言っても、繊細な女性もいるし、おおらかな女性もいるし、
男性的な女性もいますし、お姫様思考の女性もいます。
なので本のすべてがあなたの妻に当てはまるとは限りません。
つまり「本の内容を全て叩き込んで完璧にやってくれ」とは妻側も思っていません。
ただ本にもある通り女性は「察する・会話に共感してくれる
気にかけてくれている様子を見せてくれている」ってことに愛情を感じます。
余裕がある時だけでもいいので、本の内容を少しだけでも取り組んでみてくれたら、
それだけでも妻は嬉しくなれますので安心してください。
「名言」と思った部分
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2022/01/otto-sapo-to.jpg)
妻のトリセツの第2章④「それでも別れない方が良い理由」は、
「妻との関係がうまくいってない、もう別れた方が良いのかな」
って悩む夫に読んでもらいたい部分です。
女性は「察する」ことが得意です(逆に男性は苦手です)
女性は昔、男性たちが狩りに出ている間、
集団生活で他の女性と協力しながら育児をしていました。
育児は「赤ちゃんのどんな些細な変化でも見過ごさない」と言う力が必要、
そして他の女性と協力して家事育児をこなすために「他人との共感」が大切でした。
なので女性は共感・察する力に長けているそうです。
この女性の「察する力」は愛の証であり、
口うるさくいろいろ言われるのも、それほどあなたの事を見ているからです。
いろいろ言われているうちは、妻はあなたの事を見守り、あなたを影から支えています。
本の最後に「離婚男性の病気死亡率」について触れられてますが、
離別した男性は妻がいる男性に比べ、糖尿病は10倍・肝疾患8倍以上にもなるそうです。
それほど「妻が夫に色々気にかけて食事をつくり、不摂生を注意してくれている」から。
なので妻は夫に「自分の気持ちに共感してもらうこと」を求めており、
その代わりに「大切な人のささいな変化も見逃さない」ことを愛情として返しています。
長くなりましたが、最後にあなたへ質問させてください。
- もし、今の妻と別れたら、自分はまともな生活を送れるか?
- 今来ている服や食べている者、身の回りの掃除は誰がやっているか?
- 自分の子供をお腹の中で10ヶ月守り、今も育ててくれている人は誰か?
- 「仕事して稼いできているから文句ないだろう」と思っていないか?
- 妻との会話の時間や、日頃の感謝を伝えることを怠っていないか?
もし「ヤベェ…」と思ったら、ぜひ妻のトリセツを読んでみてくださいね。
まとめ
女性である私からみても、女性の心は複雑でめんどくさいって思います。
ですが女性の「察する力」や「気持ちに共感する心」というのは女性の長所でもあります。
なので夫の不摂生を「意識しなくても」防いでいたり、
子供の心に優しく寄り添い、ささいな変化も見逃さないんです。
妻とこれからも平和に暮らしていきたいなら、妻のトリセツは読んだ方がいいですよ。
▼Amazonレビューには「全てのオットの必読書」とまで書かれています。
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/05/wife-stress-320x180.jpg)
![](https://www.kaede.blog/wp-content/uploads/2023/05/marital-relationship-320x180.jpg)