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ゼノブレイド2でホムラとヒカリが分裂した理由をイーラから振り返る

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この記事はゼノブレイド2の盛大なネタバレが含まれます!

閲覧ありがとうございます。ゼノブレイド好き主婦はつがカエデです。

黄金の国イーラもゼノブレイド2もクリアしました。

ゼノブレイド2をプレイしただけでは、

「なぜヒカリとホムラが分裂したのか」「ヒカリの過去に何があったのか」

よくわからないまま終わってしまいますが、

黄金の国イーラをプレイしてみると、ホムラとヒカリが分裂した理由がよくわかります。

この記事では「ホムラとヒカリが分裂した理由」に焦点を当てて、

「黄金の国イーラ」から「2本編のエンディング」の2人についてお話ししています。

カエデ

ラストの「あの展開」についても個人的な考えをお話ししています

▼「黄金の国イーラ」をプレイしてない方は買いましょう!

ゼノブレイド2黄金の国イーラ感想&レビュー!悲しいけど面白い 閲覧ありがとうございます。ゼノブレイド好き主婦のはつがカエデです。 ゼノブレイドはDE・2・3クリア、Xは途中までプレイしました...

黄金の国イーラでのヒカリ

黄金のイーラでは「ヒカリ」だけが登場します。

(この当時「ホムラ」はまだ存在していません)

2本編より500年前を描いた「黄金の国イーラ」でのヒカリの性格は

  • シンに「思いやりに欠ける」と言われる
  • ユーゴのブレイド「カグツチ」と何かと張り合う
  • 料理が壊滅的に下手なのに「誰よりも料理上手である」と思っている

など「自分に絶対の自信」を持っており、少し子供っぽい性格をしています。

こんな感じでゼノブレイド2本編のヒカリとは、少し性格が異なります。

というのも、2本編の500年前を描いている「黄金の国イーラ」では、

ヒカリと対の存在である「メツ」が、世界の破壊と殺戮を繰り返している状態。

そんなメツに対抗すべく、イーラの王子アデルと同調してヒカリが誕生しました。

つまり黄金の国イーラでは、ヒカリは生まれたばかりの状態。

そのため「自分は何でもできる」という万能感を持っている節があります。

なので何かと張り合ったり、言いにくいこともズバッと言ったり、子供っぽいんですよね。

ただイーラの主人公のラウラが言うように「根はいい子」。

要するに「ツンツンしてて強がっているけども優しい性格をしている」んですよね。

その証拠にアデルは「他人の困り事をホイホイ引き受けてしまう」性格をしており、

それに対して(文句を言いながらも)しぶしぶ付き合っているシーンもあります。

態度はキツイけど、なんだかんだ言って優しいんですよね。

聖杯大戦での悲劇

黄金の国イーラでのラストシーンでは、いよいよメツと戦う事になります。

単独で戦うメツに対し、仲間とともに戦うヒカリの方が優勢に思えました。

ですがメツに、ヒカリが「本来の力」を出していないことを気付かれてしまい、

その理由が「黄金の国イーラを守りながら戦っているため」と見抜かれてしまいます。

本来ヒカリ自身は「人間の争い」に関心が薄めでしたが、

ラウラやアデルたち仲間と過ごしていくうちに「仲間や絆を大切にする」

そんな「人間らしい性格」に考えが変わっていました。

なのでイーラの国も守りながらメツと戦っていたんですね。

メツはその「人間の情に絆された」ヒカリの様子が面白くなく、

ヒカリの本来の力を引き出させるために、イーラに向けて攻撃を放ってしまいます。

それを見たヒカリが「第三の剣の力」を不完全な状態で暴走させてしまい、

結果的にメツは倒せましたが、同時にイーラの巨神獣と3つの巨神獣も沈めてしまいます。

カエデ

ヒカリの暴走の原因は

  • 誕生したばかりで力加減ができないため
  • アデルが「第三の剣の力」を引き出せなかったため

ヒカリが「助けて」と言っていることから、

自分で自分の力を制御できない状態だったっぽいです。

さらにアデルとヒカリの仲間だった「ミルト」も戦いに巻き込まれて亡くなり、

アデルの友人ユーゴも、アデルをかばって亡くなってしまいます。

(そのためユーゴのブレイドのカグツチ・ワダツミもコアクリスタルに戻ります)

戦いの後、ヒカリはアデルの故郷だったイーラを沈めてしまったこと、

ミルトやユーゴを(直接的な原因ではないけども)死なせてしまったこと、

ミルトの友人だったサタヒコから「拒否の目」を向けられたこと、

数々のショックから、天の聖杯である自分の存在を強く責めてしまい、

ヒカリの人格を眠らせるかわりに「別人格ホムラ」が誕生することになります。

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ヒカリとホムラの人格分裂の理由

人間も「心的外傷(トラウマ)」によって、全く別の人格が生まれることがあります。

一人の人間の中に、全く別の性格をもつ人格が現れる神経症を

「解離性同一症(かいりせいどういつしょう)」と言うそうです。

(かつては多重人格障害と呼ばれていたそうです)

その証拠にヒカリの性格は「ツンデレ」、ホムラの性格は「穏やか」。

さらにヒカリは「料理下手」で、ホムラは「料理上手」。

ゲーム中でも「完全な別の人格」として描かれています。

なぜ別人格が誕生してしまうのかと言うと、

苦痛によって精神が壊れてしまわないよう防衛するために、

その苦痛を切り離し、代わりに引き受ける「別の自我」を形成するそうです。

つまりホムラは「ヒカリのイーラでの苦痛を引き受けるために」登場した人格。

なので「自分と一緒にいるとレックスを不幸にしてしまう」と思っていたり、

「楽園に行って自分の存在を消してもらいたい」という破滅願望を持っていたり、

ヒカリの「過去の影」を映し出しているキャラです。

カエデ

人間の場合は、別の自我と本来の自我は独立した記憶を持つそうです。

ヒカリのホムラの場合は「互いを認知、記憶も共有」なので少し違いますね。

ヒカリとホムラが統合して「プネウマ」に

ゼノブレイド2本編の主人公レックスは、

エルピス霊洞で精神体となっているアデルによって、

ヒカリの過去(イーラの悲劇)とホムラの誕生のきっかけを知ります。

「ヒカリとホムラが抱く恐れのすべてを受け入れる覚悟があるか」

これはアデルが、ヒカリの「第三の剣の力」を使いこなせなかったこと、

そしてアデル自身が「ヒカリの力をうまく引き出せなかった」からこそ、

イーラの悲劇を起こしてしまった、その責任から出てきた言葉のような気がします。

カエデ

黄金の国イーラをプレイしてみると、

アデルは「彼女の力を完全に引き出せてあげられていない」

とラウラに吐露するシーンがありました。

なので同じ悲劇を引き起こさせないために、レックスに問いかけたのだと思います。

アデルからヒカリとホムラの事を聞いたレックスは、

ヒカリとホムラの「恐れ(過去のトラウマ)」も含めて全て受け入れる事を決意。

そしてレックスは天の聖杯の真のドライバーとなり、

ヒカリとホムラの人格が統合された状態「プネウマ」として覚醒しました。

ホムラとヒカリのエンディングについて

ラストでメツを倒し、楽園が崩壊し始めると、

プネウマはアイオーンの力で、アルストへの被害を防ぐため楽園にとどまる決意をします。

その際にレックスへ、自身のコアクリスタルを渡していました。

アイオーンを自爆させることでプネウマも消滅しますが、

事前にレックスへ渡していたコアクリスタルと再同調し、

ホムラとヒカリの2人に分かれた状態で復活し、再会を果たしました。

先ほどの「解離性同一症(多重人格障害)」についてしらべてみると、

治療の目標は「人格を統合すること」ですが、統合が難しい場合は

「人格同士の関係に協調性をもたせ、正常に役割を果たせる状態にする」

ことを目標にするそうです。

ここからは私の個人的な考えになりますが、

ホムラとヒカリは、レックスいわく「カフェオレ」みたいな状態で、

「混ざっているようで完全に混ざりきっている訳ではない」

それに旅をしていく中で、レックスはホムラとヒカリそれぞれに「別の絆」を紡いでおり、

「ホムラとヒカリの両方を幸せにしたいというプレイヤーもいるだろう」

という配慮から、ホムラとヒカリに分けて、再会させたのではないかなと思います。

ホムラは本来「イーラの悲劇がなければ存在しなかった人格」なので、

「ヒカリ、もしくはプネウマに統合する」なら話は分かるんですけど、

ヒカリとホムラ、両方が「別のブレイド」として帰ってくるというのは、

もしかしたら「都合良すぎじゃない?」って思った方もいるかもしれません。

私もちょっと「都合良すぎな気がする」とは思いましたが、

ホムラの存在が消えることも、2人がプネウマとして統合してしまうことも、

ちょっと寂しい気がしますよね。

なのであの展開が一番ベストだったのではないかと思います。

▼ゼノブレイド3のEDでは、さらに「幸せな状態」になっていました。

ただその様子にも賛否両論あったようです。ネタバレOKな方はコチラの記事もどうぞ。

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まとめ

ゼノブレイド2だけでは「なぜヒカリとホムラが分裂したのか」

「ヒカリの過去に何があったのか」よくわからないまま終わってしまいますが、

黄金の国イーラをプレイしてみると、ヒカリが眠りホムラが誕生した理由がよくわかります。

ゼノブレイド2は「黄金の国イーラ」あってこそだなと個人的に思っています。

なので黄金の国イーラをプレイしておらず、

「ヒカリのことをもっと知りたい」「ゼノブレイド2の世界感にどっぷりつかりたい」

という方は、黄金の国イーラもぜひプレイしてみてくださいね。

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